韓経:【BOOK】日本の「失われた20年」に似つつあるが…韓国Jノミクスはどこへ向かうのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.08.24 10:15
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昨年11月、ベトナム・ダナンで開かれたアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議で文在寅大統領(右)と安倍晋三首相(左)が互いに反対方向を見ながら他の首脳と話を交わしている。(写真=韓経DB)
韓国経済は20年の時差を置いて日本経済と似るという。日本は1991年から2010年代初めまで「失われた20年」を経験した。安倍晋三首相の執権と共に「アベノミクス」を取り出した日本は長期不況から抜け出したが、韓国の低成長の兆しは深まるばかりだ。韓国も日本と同じ道を歩むのだろうか。すでにその道を歩んでいるのだろうか。韓国と日本の「平行理論」の可能性を計ることができる2冊の本が同時に出版されて目を引いている。問題にアプローチする手法や見解に違いはあるが、日本について考察しながら韓国を見つめ直して成長の解法を探ろうとしている点で合わせて読むとよさそうな本だ。
横浜市立大学国際総合科学部の鞠重鎬(クク・ジュンホ)教授が書いた『流れの韓国 蓄積の日本』(原題)は、経済だけでなく文化、社会、政治の側面で日本が韓国とどのように異なり、その違いはどこから由来したものかを深く掘り下げる。「広くて浅い」韓国と「狭くて深い」日本、「デジタル」韓国と「アナログ」日本、「流れ」の韓国と「蓄積」の日本で区分する。三軸は経済にも適用される。韓日間の経済的な違いは3部で集中的に扱っている。