韓国LG、米CESで世界初ローラブルテレビ公開

韓国LG、米CESで世界初ローラブルテレビ公開

2019年01月08日16時51分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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LGエレクトロニクス米州雨法人のマーケティング担当副社長が新製品「OLEDローラブルテレビ」を公開した。(写真=LGエレクトロニクス)
  厚さ6ミリにもならないテレビパネルが自動で巻かれて本体の中に姿を隠した。突然消えたテレビパネルに驚いた人々はカメラのシャッターを押した。一部の聴衆は消えたテレビがどこにあるのか確認するため前に出てきた。再び電源ボタンを押すと、隠れていたテレビパネルがまた現れた。隣の席に座っていた米シーネットの記者は「紙のように薄い(It’s like a sheet of paper)」と語った。

  LGが8日(現地時間)、米ラスベガスで開催されたCES2019の事前カンファレンスで「LGシグネチャーOLEDテレビR」65インチを初めて公開した。パネルを巻いて収納する「ローラブル」テレビを出したのはLGが世界初めてだ。利用者がテレビを視聴する時は画面が広がり、視聴しない時は本体の中に画面が巻かれて入る。カンファレンスに参加した国内外の記者、ブロガーなど約3000人のうち多数の人々が試演場面を見た後、起立拍手をした。

  OLEDローラブルテレビは従来のパネルに比べて大きく曲がり、自ら光を発するため明暗比が最大化する。液晶(LCD)とは違ってバックライトがない有機発光ダイオード(OLED)パネルを使用しているからだ。製品名「OLEDテレビR」のアルファベット「R」には革新的(Revolutionary)、ローラブル(Rollable)、空間を再定義する(Redefine the Space)の3つの意味を込めたというのがLG側の説明だ。

  この日のカンファレンス現場で実際に見たLGのOLEDテレビRは8K画質テレビらしく鮮明な解像度を誇った(フルビュー)。スイッチを押すとOLEDのパネルは完全にボックス形態の本体の中に収納される。LGエレクトロニクスの関係者は「パネルが収納された時(ゼロビュー)ても内蔵された4.2チャンネル100W出力スピーカーで強力なサウンドを楽しむことができる」と説明した。

  テレビを上段部だけ露出させる場合(ラインビュー)には天気、音楽、時計、ムード、ホームダッシュボードの5つのモードが設計されている。例えば「ムード」モードを選択すれば画面にたき火の映像と照明効果が入り、室内でも感性的な雰囲気を演出できる。

  この日、ローラブルテレビを公開したLGエレクトロニクス米州法人のバンダーワール・マーケティング担当副社長は「スマートフォンのAoD(Always On Display)機能のように使用者が常に必要とする機能はテレビをつけない状態でも確認できるようにした」と説明した。LGエレクトロニクスによると、ローラブルテレビOLEDテレビは年内に韓国で発売された後、順に世界市場での販売に入るという。

  LGは現在、テレビパネル市場で「OLED陣営」の盟主の役割をしている。昨年からは日本のソニーやパナソニックもOLEDテレビを発売し、LGディスプレイからパネルの供給を受けている。市場調査会社IHSによると、LGエレクトロニクスの北米市場テレビシェア(売上高基準)は昨年7-9月期に19%まで上がった。2016年(15%)から3年連続で増えている。

  LGエレクトロニクスのクォン・ボンソクMC(モバイルコミュニケーション)・HE(ホームエンターテインメント)事業本部長(社長)は「世界初ローラブルテレビのOLEDテレビを通じてディスプレーがどこまで進化できるのかを見せたい」と強調した。

  CES2019を主催する米消費者家電協会(CTA)はローラブルテレビのOLEDテレビに革新賞を授与した。2011年から大型OLED工程に大規模に投資してきたLGの努力が光ったというのが情報・技術(IT)業界の評価だ。LGディスプレイだけでも2017年から3年間に23兆ウォン(約2兆2300億円)を投資する計画に基づいて実行中だ。

  LGディスプレイの韓相範(ハン・サンボム)副会長はこの日の記者懇談会で「中国はOLED分野で一気に追い上げるというが、数年間の投資の結果である技術格差を縮めるのはそれほど容易なことではない」と自信を表した。
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