KBS時事番組、金正恩氏への称賛を編集せずに放送して議論の的に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.12.06 15:10
KBS時事番組『今夜キム・ジェドン』をめぐって政界で議論が広がっている。『今夜キム・ジェドン』は4日「金正恩(キム・ジョンウン)偉人を迎える歓迎団」のキム・スグン団長をインタビューした。これに先立ち、キム団長は先月26日、ソウル光化門(クァンファムン)広場で発足記者会見を行って自身を「金正恩北朝鮮国務委員長の熱烈なファン」と紹介した後、「金正恩委員長の訪問を歓迎する。私は共産党が好きだ」と話して目を引いた。
キム団長は『今夜キム・ジェドン』でも目立つ発言を続けた。彼は金正恩委員長に対して「わが政治家には見られない姿を持っている。(金委員長の)謙虚で、指導者の能力と実力があり、今(北朝鮮の)経済発展などの姿を見ながら本当にファンになりたかった」と話した。
国際的に批判を浴びている北朝鮮の世襲と人権問題をどう思うかとの質問には「朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領以降に朴槿恵(パク・クネ)前大統領も大統領になり、習近平(中国主席)主席やプーチン(ロシア)大統領は20年以上首脳の座についているが、なぜそこは世襲だと言わないのか」と反問した。だが、彼は「北朝鮮に行って暮らしたいか」という質問には「今はお金もなく、そうするつもりがない。率直に(北朝鮮を実際に)見たことがないのではないか」と話した。また、「私が話したいのは『考える自由』がほしいということ」としながら「それを言いながら(タブーを)破りたかった」と強調した。