１０日に死亡した故・黄長ヨプ（ファン・ジャンヨプ）元朝鮮労働党書記の葬礼は５日間「統一社会葬」として行われる。

「北朝鮮民主化委員会」など北朝鮮人権団体と脱北者団体は１１日、葬儀委を結成し「家族葬」の代わりに「社会葬」を行うことに決めた。公式名称は「故・黄長ヨプ北朝鮮民主化委員長統一社会葬」だ。

金聖ミン（キム・ソンミン、自由北朝鮮放送代表）葬儀委員は「一部で家族葬の話が出たが、故人は養女のほかには家族がいないので、ほかの方法の葬礼手続きが必要だった」とし「より多くの人が弔問できるよう、民間が主導する社会葬に決めた」と説明した。金泳三（キム・ヨンサム）元大統領が名誉葬儀委員長、李哲承（イ・チョルスン）ソウル平和財団理事長が名誉顧問を務める。

養女キム・スクヒャンさん（６８）は１９９５年、中国から通訳の仕事で故人に初めて会い、９８年１２月、養女として迎えられた。ソウル論硯（ノンヒョン）洞の「北朝鮮民主化委員会」事務室にも臨時焼香所を設置した。遺体は１２日午前、遺族たちと葬儀委が出席した中で、非公開に入棺する予定だ。告別式は出棺する１４日午前８時、ソウル峨山（アサン）病院で行われる。