<サッカー>李康仁、なぜレンタルでなく移籍を要請したのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.07.22 10:58
バレンシア(スペイン)のMF李康仁(イ・ガンイン、18)が21日(韓国時間)、スイスで行われたASモナコ戦に先発出場した。2019-20シーズンに向けて準備するチームのプレシーズン初戦だった。右FWで出場した李康仁は難しい試合をした。シュートを放つなど最善を尽くしたが、ハーフタイムに交代となった。チームも0-1で敗れた。李康仁は先月の国際サッカー連盟(FIFA)U-20(20歳以下))ワールドカップ(W杯)で韓国の準優勝に貢献し、ゴールデンボール(最優秀選手)も受賞した。にもかかわらず所属チームでの立場は厳しい。昨季はプレミアリーガ3試合に出場した。来季もベンチに座る可能性が高い。
4-4-2フォーメーションを使うバレンシアのマルセリーノ・ガルシア・トラル監督(54、スペイン)は中央MFダニエル・パレホ(30、スペイン)を重用する。プレイメーカーの主将パレホはバレンシア戦術の核心だ。残りの中央MFの一つのポジションは守備が強いフランシス・コクランが主に入る。マルセリーノ監督は強力なプレス、そしてサイド攻撃を好む。李康仁は主にFWで出るが、自身の才能を100%発揮するのが難しい。プレーがやや遅い李康仁はボールを所有しながらパスを通す攻撃型MFスタイルだ。パレホが健在ならバレンシアで活躍するのは容易でない。しかも球団は昨季チームをリーグ4位に導いたマルセリーノ監督の選手団運営を後押しする雰囲気だ。