世界初1億度達成の韓国型「人工太陽」…超伝導核融合研究をリード(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.03.26 10:35
13日、大徳(テドク)研究団地内の国家核融合研究所。韓国型超伝導核融合研究装置(KSTAR)改善作業が行われている。昨年プラズマ温度1億度を達成した装置だ。ヘルメットをかぶった作業員が太いケーブルを持って行き来していた。プラズマを長時間熱く維持する「中性粒子ビーム加熱装置(NBI)」を追加で設置するところだ。従来の1基から2基に拡充する。昨年1.5秒だった1億度以上の維持時間を今年10秒まで増やすためだ。最終目標は「1億度以上を300秒維持」という。
1億度は実際、想像できない温度だ。溶鉱炉の中が約1500度だ。1500万度の太陽中心部とも比較にならないほど熱い。このような高温にする理由は核融合反応を起こしてエネルギーを得るためだ。重水素と三重水素の原子核が結合する時に生じる莫大なエネルギーを電力生産に利用しようということだ。太陽もこうした核融合反応で光と熱を出す。