【コラム】悪材料が重なる韓国株式市場...当分は希望が見えない(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.09.17 09:43
先月初めから秋夕(チュソク、中秋)直前までKOSPI(韓国総合株価指数)は100ポイント以上も値上がりした。上昇期間を考慮すると暴騰とも表現できる。このため今後を楽観する投資家もいるようだが、株式市場状況を見るとそのような楽観論が入り込む余地はない。今回の株価上昇が短期反騰に終わる公算が大きいからだ。むしろ株式市場にはプラス要因よりもマイナス要因が多いのが現実だ。
マイナス要因は何よりも利益減少の懸念だ。昨年1月末以降の株価続落は利益減少のためだった。実際、今年上半期のKOSPI所属12月決算法人(金融を除いた557社の連結実績)の純利益は前年同期比43.5%減少した。昨年もサムスン電子やSKハイニックスを除けば純利益の減少は23.5%にのぼる。KOSDAQ所属1153社の上半期の純利益は前年比15.6%減少し、昨年の純利益も前年比20.3%減だった。