【中央時評】韓国、「望む外交」から「可能な外交」に切り替えるべき(2)
ところが、経済制裁解除が容易に行われる可能性は高くない。米国は経済制裁解除が結局北朝鮮をインドやパキスタンのように正常な核保有国にするとみている。そのため非核化措置があってこそ経済制裁を解除することができるという立場を守っている。だから米国は「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)、または最終的かつ完全に検証された非核化(FFVD)」のような解決策をあらかじめ決めておいて交渉に臨み、演繹的に解決していく方法を取っている。しかし北朝鮮は生存戦略上、米国の望み通りにこのような方式の非核化方案を提示することは難しい。
転換点に面した韓国外交の困難がここにある。振り返れば2018年の韓国外交は性急で切迫した心情で進められてきた。北朝鮮が変わる意思を表明しているだけに今回の機会を逃してはならないという緊迫感を多くの人々が持っていた。特に金正恩委員長が軍部など内部の異見に反して果敢に行っている政策であるため時期を逃せば千載一遇の機会が逃げるという切迫感もあった。だから韓国は北朝鮮と米国の国益を正確に把握して「可能な外交」を展開する代わりに、終戦宣言のように韓国が「望む外交」を説得と要請の方法で推進してきた。しかし、もはや説得ではなく冷静な利益を追求する外交の現実に直面することになった。12月に朝米間の膠着状態に進展がある可能性はないとみなければならない。