日本、「いずも」訪韓取りやめ検討…韓国は第1艦隊司令官の訪日を延期
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.01.28 07:23
レーダーと低空飛行をめぐる韓日防衛当局間の葛藤が軍事交流の中断にまで広がっている。軍情報筋によると、キム・ミョンス海軍第1艦隊司令官は2月に舞鶴港の舞鶴地方隊(韓国の艦隊司令部)を訪問する予定だったが、最近、日本に「訪問延期」を通知した。これは韓日の艦隊司令官級指揮官(少将)が毎年交代で相手国を訪問する交流行事の一環。奇数年には韓国海軍が日本を、偶数年には日本海上自衛隊が韓国を訪問してきた。
日本防衛省も4月に釜山(プサン)沖で開催される国際海洋安保訓練に護衛艦「いずも」など数隻の艦船を派遣する計画を見直している。これはASEAN(東南アジア国家連合)拡大国防相会議の韓国開催をきっかけに準備された共同訓練だ。岩屋毅防衛相は26日、「韓国との防衛協力を維持することが重要だ」としながらも「いかなる交流方式が適切か、4月の訓練にいかなる形態で参加するのが適切かをよく検討する」と計画の修正を示唆した。
日本メディアによると、防衛省では「むやみに艦船を派遣すれば予想できないことが生じることもある」「関係改善の兆しが見えないために当分は接点を減らすのがよい」という主張が出ている。自衛隊の艦船が米国やASEAN国家が参加する共同訓練には参加するものの、釜山港には入港しない可能性もある。