韓国野党議員「朴正熙いなかったらいまの韓国はフィリピンに及ばない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.11.25 11:54
「正しい未来党」の李彦周(イ・オンジュ)議員は24日、「朴正熙(パク・チョンヒ)大統領ではなかったなら依然として(韓国は)フィリピンにも及ばない社会で暮らしていただろう」と話した。
李議員はこの日、週刊東亜とのインタビューで「韓国の主要産業を作ったのが朴正熙元大統領だ。自動車と鉄鋼、造船と海運、石油化学などすべて朴正熙政権の時に始まった」としてこのように明らかにした。李議員は「1970年代初めまで韓国経済はフィリピンに及ばなかった。そんな後進的な国で世界を先導する産業を育てる考えを(朴元大統領が)どのようにやり遂げたのだろうか。独裁した指導者が産業を興したケースは(東アジアとアフリカなど第三国で)ない。朴元大統領の功績を認めなければならない」と主張した。
連日保守発言で話題になっている李議員は最近になりしばしば「朴正熙天才論」に言及している。李議員は先月23日のメディアとのインタビューでも「朴正熙大統領は天才に近かった」と評している。当時李議員は「大統領制は現代版皇帝だが、皇帝になるには外交・国防・経済まで完璧に知らなければならない。独裁をしたという側面では批判を受けるが、朴正熙のような方が韓国の未来を見抜いたという側面では天才に近かった」と話した。その上で「こうした大統領が韓国の歴史に現れたということは国民の立場では幸運だ」と強調した。