<チャイナインサイト>北京のスモッグはトランプ大統領の顔に似ている?(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.03.19 09:33
北京では米国が要求する内容の大部分を、事実上、中国が白旗を揚げて譲歩したのではないかという言葉が囁かれている。それでも当初今月27日にトランプ大統領の別荘マー・ア・ラゴ・リゾートで開催予定だった米中首脳会談の中止の話はなぜ出てきたのか。習近平主席が実務レベルで協議が終わった文書に署名だけする首脳会談を望んでいたのに対し、トランプ大統領は最後に習主席と会って2人だけの「取り引き」をしようと思っていたためだという。
トランプは何の「ディール」をしようというのか。北京消息筋は「中国が約束した内容を米国がどのように検証するかの方法をめぐって意見の隔たりがある」と話した。約束だけしておいて、いざ実行に移せば穴が次々とあけられるのではないかというのが米国側の懸念だ。反面、中国としては米国が検証を前に出して中国の裏や表をあれこれを検索されることは非常に自尊心が傷つけられることに違いない。中国はまた、米国の真の狙いが中国崛起を遮断するところにあるため、米国の圧迫はますます強まるだろうと心配する。