【コラム】「ハノイの奇跡」とノーベル平和賞(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.02.19 09:51
ノーベル委員会は毎年2月に平和賞候補の推薦を締め切る。12日に締め切られた結果、個人219人と85機関が今年の候補に推薦された。ノーベル委員会は1次審査を通じて候補を選び、4-5月から本格的な検証と評価に入り、9月末の受賞者を確定し、10月初めに発表する。果たしてトランプ大統領は望み通り今年のノーベル平和賞を受けることができるだろうか。その可否は来週ハノイで開催される2回目の米朝首脳会談にかかっている。
シンガポール首脳会談が原則を決める会談だったなら、ハノイ首脳会談は原則を具体化する会談だ。米朝関係の改善、韓半島平和体制の構築、完全な非核化というシンガポール共同声明の3つの原則を具体化するための実質的履行措置を導き出すことが今回の会談の目標だ。中身のない外交的「ショー」という批判から自由になるためには、この3つの部門で可視的な成果がなければいけない。このために双方の実務陣の交渉が会談の直前まで続くだろうが、現在のところ楽観も悲観もしにくい。