【社説】韓国ユニコーン誕生、グローバルVCにだけ任せることはできない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.15 11:26
韓国の不動産取引プラットフォーム1位の「チクパン」が既存株主である米ベンチャーキャピタル(VC)アルトスベンチャーズなどから700億ウォンの追加投資を受けた。チクパンの企業価値は6500億~7000億ウォンと評価され、「ユニコーン企業」(企業価値1兆ウォン以上の未上場企業)入りを目前にしている。ユニコーン企業の相次ぐ誕生予告は喜ばしいことだ。
残念な点があるならばユニコーン企業の前段階にある韓国企業のほとんどが米シリコンバレーを基盤としたアルトスベンチャーズのようにグローバルVCの資金支援を背景にしなければユニコーン企業の敷居をまたげないということだ。クーパン、ウーワブラザーズ、ビバリパブリカなどがすべてそうだ。ベンチャーのグローバル化を促進するという点でこうした投資誘致も意味はあるだろうが、スタートアップ創業と国内革新金融の間の好循環形成という観点で見ればユニコーン企業誕生をいつまでもグローバルVCにばかり依存することはできないだろう。