「金正恩のハノイ恥さらし、事前合意なく3回目の会談はない」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.06.11 09:06
米戦略国際問題研究所(CSIS)のビクター・チャ韓国碩座は「CSISの研究によれば、北朝鮮は過去25年間に非核化交渉が決裂すると平均6カ月以内に主要大量破壊兵器の挑発を敢行した」とし「今年の夏または秋に北朝鮮が挑発した場合、トランプが2017年の『火炎と怒り』に戻るのか、あるいは金正恩に対する求愛は成功だと主張し続けるのかがカギ」と指摘した。チャ氏は「金正恩が北朝鮮指導者としては初めてハノイで恥をかいたので、双方ともに事前合意のない3回目の会談は望まない」とし「実務会談に勢いをつけて伝統的外交交渉のように具体的な事前合意を促進するのは良いことだが、米朝両側が妥協する意思を示していない状況で合意は不可能」とした。
米国専門家は、膠着状態の解消方法について「北朝鮮への圧迫強化」と「米国のビッグディール譲歩」で意見が分かれた。リビア氏は「金正恩はハノイで非核化の定義とロードマップ・時刻表を拒否して核兵器の核心要素は今後も持ち続けようとする意志を明確にした」と指摘した。リビア氏は「米国が政策を転換して圧倒的圧迫を加えない以上、北朝鮮のこのような立場は変わらないだろう」と指摘した。クリングナー氏も「北朝鮮は昨年のシンガポールで約束した実務会談を6カ月以上拒否したのに続き、ハノイ失敗以降、米朝はもちろん南北会談まで一切拒否している」と指摘した。反面、タウン氏は「一括妥結式ビッグディールの代わりに段階的スモールディールに進むべき」と提案した。