【社説】税金で増やした雇用…ここでも疎外された韓国の青年たち
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.03.14 11:03
久々に就業者数が大きく増えた。だがバブルを取り除いて就業者の面々を見れば悪化の一途を歩んだ雇用状況が改善傾向に転じたのとは距離が遠い。税金で作った雇用だけ大きく増えただけに持続可能な良質な雇用である製造業など民間雇用は依然として不振が続いているためだ。特に政府が財政を放出して増やした雇用の恩恵が主に高齢層に回り青年層の雇用状況はむしろさらに悪化した。
統計庁がきのう発表した2月の雇用動向によると、60歳以上の就業者は1983年から36年ぶりの最大幅である39万7000人増え、昨年2月比26万3000人増加した全就業者の増加を主導した。韓国政府が26万人規模の高齢者雇用事業を早期施行し1月には失業者に含められていた高齢求職者が大挙就業者に変わった影響だ。政府がお金で雇用市場を支え指標は良くなったが公共部門の短期雇用で真の雇用状況改善とみるには難しい。