ソウル市で就業者減少続く…雇用悪化の中心地に
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2018.11.17 11:48
ソウル地域が「雇用大乱」の震源に浮上した。就業者が増加するどころか、この数カ月間は10万人台の減少傾向が続いている。「人はソウルに送り、馬は済州(チェジュ)に行く」という言葉が色あせるほどだ。
統計庁が発表した10月の雇用動向によると、全国の平均雇用率は66.8%と、0.2%低下した。一方、ソウルの雇用率は0.7%落ちた65.9%だった。7月から下落し、むしろその幅が拡大する様相だ。今年10月の全国の15歳以上の就業者増加幅は6万4000人だった。保健・福祉や公共行政部門で19万人増加し、マイナスになる事態は避けた。政府が資金を投じて統計上の就業者増加をかろうじて維持したということだ。財政投入が中断すればいつマイナスに転じるか分からない状況だ。