WFP「制裁に猛暑・洪水重なり…ことしの北朝鮮食糧配給量、半分に減少」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.03.13 11:23
国際連合世界食糧計画(WFP)は現在北朝鮮で活動中の数少ない国際人道主義団体だ。平壌(ピョンヤン)に事務所を置き10人前後の職員が常駐している。プラビーン・アグラワルWFP平壌所長(写真)は11日、中央日報の取材に「昨年の猛暑と洪水が重なりことし北朝鮮の配給量が大幅に減った」と伝えた。9日にソウルを訪れたアグラワル所長は訪韓期間に対朝支援問題などを協議するため統一部の関係者らに接触した。
「最も最近出た国連の報告書によると1100万人、北朝鮮の人口の約40%が栄養不足状態だ。数年間、年間540万~560万トンの穀物を安定的に確保してきたが昨年は490万トンに大幅に減少した。北朝鮮政府は成人基準1日570グラムの食糧配給を目標にしているが、現実は360~400グラム程度だった。ことし1月にはそれさえも300グラムに減った。地域差も大きい。平壌は人口の10%程度が栄養失調を経験するが北西部の両江道(ヤンガンド)は40%にもなる。北朝鮮政府が我々に支援を要請した」