北が挑発も韓国軍は内紛…ステルスめぐり怪文書も登場(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.05.08 14:25
北朝鮮の新種弾道ミサイル発射で安全保障危機が強まる中、韓国軍の内部では互いに武器を先に確保しようと争っている。ステルス戦闘機導入など韓国軍の軍事力建設を誹謗する文書が登場し、論議を呼んでいる。現役軍関係者が作成したという、空軍主導の戦力増加を批判する文書だ(新東亜5月号)。国防部と合同参謀本部があるソウル三角地(サムガクチ)周辺では「根拠のない主張」「結局は出てくる問題だった」と舌戦に発展するなど内紛様相だ。こうした中、合同参謀本部は3日、陸軍で使用するドローン600機事業を新規で追加した。一方、1兆ウォン(約1000億円)以上が投入されて進行中の一部の陸軍事業は不適切だとして反対する主張も出てきた。
「怪文書」と呼ばれる暴露文書が出てきた後の反応はそれぞれ異なる。陸軍関係者は「陸軍で文書を作成した事実はなく、したがって公式的な立場を明らかにする部分もない」とし、今回の事件と一線を画した。しかし陸軍周辺では「陸軍内部に蓄積された不満が出てきた」という共感も少なくない。