주요 기사 바로가기

「ガラパゴス危機」に閉じ込められた韓国の大学

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2016.07.10 12:16
0
シンガポール西端の広大な緑地帯にある南洋理工大学(NTU)は1991年に開校した新生大学だ。だが英国の大学評価機関QSは昨年の世界大学評価でNTUを13位、今年はアジア圏の評価で3位と評価した。

NTU急成長の背景には外国系学長の招聘を通じた果敢な大学改革がある。NTUは2007年にスウェーデン出身でノーベル化学委員会代表を歴任した生化学者であるアンダーソン博士を副学長として迎えた。2011年には彼を学長に引き上げた。アンダーソン学長は就任後、研究成果が低い教授30%を切り、教授職の定年保障審査を米国より厳格なものに変えた。世界的な学者も大挙誘致した。NTUは現在教授陣の70%以上、大学院修士・博士の学生の60%が外国人だ。講義室の風景も急変している。アンダーソン学長は最近の外信インタビューで、「今後5年以内に大学講義の半分を『反転授業』で満たすだろう」と話した。反転授業と学生が動画で講義をあらかじめ聞いた上で、講義室では討論で授業を進めることをいう。NTUだけではない。シンガポール国立大学は昨年QSの世界大学ランキングで12位に上がった。アジア圏の評価では2014年から今年まで3年連続で1位の座を守っている。人口540万人にすぎない都市国家のシンガポールが成し遂げた成果だ。

 
これに対し韓国の大学は「ガラパゴス」となる危機に置かれている。2015年基準でソウル大学が36位、KAISTが43位、浦項(ポハン)工科大学が87位と比較的善戦しているが、都市国家水準のシンガポールと香港に追いつくにも力不足だ。特に高麗(コリョ)大学と延世(ヨンセ)大学など上位圏の私立大学はいずれも100位圏外だ。だが韓国の教育当局と大学の対応はまだ「井の中の蛙」水準だ。米ハーバード大学とマサチューセッツ工科大学(MIT)など世界の名門大学が数年前から大規模な公開オンライン講座(MOOC)に参入して「国境のない講義室」の時代が開かれ、ミネルバスクールズなど未来型大学が続出している現実と比較される。

韓国の大学はすべて国内用大学構造調整にだけ埋没している。教育部が5月に選定・発表したプライム事業(産業連係教育活性化先導大学事業)がそれだ。教育専門家らはプライム事業が韓国企業の短期的需要にだけ応じ拙速・卓上行政をしていると批判する。実際にプライム事業に選ばれた21大学のうち首都圏は5校、残り16校は大邱(テグ)・慶尚北道(キョンサンブクド)圏、東南圏、忠清(チュンチョン)圏、湖南(ホナム)圏、済州(チェジュ)・江原道(カンウォンド)圏の5つの圏域で分け合う形で配分された。さらに不良大学と判定された大学にも支援金が決定された。

一部上位圏の私立大学は遅ればせながら変化のあがきを始めた。高麗大学は2018年に未来大学をスタートする計画だ。浦項工科大学は韓国の大学で初めてMOOCを単位に認定するなど未来教育を始めた。だが定員が減る人文・社会系の教授・学生らの反発が激しく計画通りに進められるかは不透明だ。ソウル大学環境大学院のチョン・サンイン教授は「韓国の高等教育政策は無知と社会主義的平等、ポピュリズムに埋没している。いまのように分け合う形ではなく選択と集中の投資がなされなければ韓国の大学は近い将来カオスに陥るだろう」と話している。(中央SUNDAY第487号)



関連記事

最新記事

    もっと見る 0 / 0
    TOP