金日成夫人の金聖愛氏が死去…金正恩権力の継承に影響は
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.12.12 10:48
北朝鮮の金日成(キム・イルソン)主席の夫人、金聖愛(キム・ソンエ)氏が亡くなった。10日、韓国の情報関係者は「政府で作成しているすべての文書に金聖愛は死亡したと表記することにした」と明らかにした。これまで何度も死亡説が出回っていたが、情報機関が関連事実を確認したのは今回が初めてだ。しかし、具体的な死亡日と死因について尋ねる質問には「情報能力が露出するおそれがあり公開できない」として言葉を控えた。2017年に金正男(キム・ジョンナム)氏の暗殺事件で表面化したように、北朝鮮権力暗闘は金正恩(キム・ジョンウン)執権以降も現在進行形だ。
金聖愛氏(1924年生まれ)は1953年に金日成氏と結婚したが、これに先立って49年に亡くなった金正淑(キム・ジョンスク)氏の後に迎えられた2人目の夫人だ。北朝鮮初のファーストレディとして知らされた金正淑氏は金正日(キム・ジョンイル)総書記にとっては生母となる。金聖愛氏が継母として登場して北朝鮮後継ぎ構図にも一大波乱が起こることになった。