「張成沢の残存勢力、金正恩の失策を機会に反旗を翻す可能性も」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.06 10:41
5日午後、国家安保戦略研究所学術会議が開かれたソウル明洞の銀行会館。当初は「金正恩(キム・ジョンウン)執権2年の評価と展望」というテーマで準備されたが、2日前に浮上した張成沢(チャン・ソンテク)失脚説に焦点が合わされた。北朝鮮専門家と国内外の取材陣のほか、日本・フランスなどソウル駐在大使館の関係者も出席した。主催側が国家情報院傘下の研究機関ということで関心は大きかった。
テーマ発表をしたコ・ヨンファン国家安保戦略研究所首席研究委員は「張成沢と昨年7月に粛清された李英鎬(リ・ヨンホ)総参謀長の没落を目にした多くの軍部と労働党の幹部は、急速に崔竜海(チェ・ヨンヘ)総政治局長の周辺に集まるだろう」と述べた。金正恩第1書記の叔母の金敬姫(キム・ギョンヒ)とともに張成沢・崔竜海が分担してきた金正恩体制の後見役割の均衡が崩れ、権力が傾く現象が生じるということだ。