かき消える「統一」の声…「統一韓国がどんな国になるのか熟慮を」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.03.08 15:52
北朝鮮体制の矛盾を克服し、南北関係が進むべき道は、結局、民主的かつ平和的な統一でなければならないという共感も形成された。国家戦略研究のシン・ジン所長〔忠南(チュンナム)大学教授〕は「百年前、われわれの先祖は三・一運動を通じて全人類に自由と平等、国家の独立はもちろん、人類全体が平等に共存して生きるべきだと主唱した」とし「韓半島統一は富国と貧困国家の統合、人権弾圧と自由な国との統合を見せる事変になるだろう」と強調した。
韓国社会で統一に対する無関心が高まることに対する懸念も提起された。コリアリスクグループのアンドレイ・ランコフ代表(国民大学教授)は「統一は過程や手段ではなく目標になるべきだ」としながら「直ちに統一が実現することはないだろうが、未来の統一が可能になるように集中力を発揮する必要がある」と話した。元駐平壌英国大使のジョン・エバラード氏は「北朝鮮のエリートと住民は分断が持続可能ではないことをすでに知っている」としながら「これ以上、韓半島に2つの政府が存在しないだろうという考えで、統一もしくは北朝鮮の崩壊、中国の支配という3種類の選択だけを考慮している」と伝えた。