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米大統領、別れの歌「平壌、気にしなくてもいい」

2008.03.10 15:29
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ブッシュ米大統領が8日(現地時間)、ワシントンの中堅メディアの集い「グリッドアイアン・クラブ」の定例夕食会で、一足早い「別れの歌」を披露した。

 
09年1月の任期終了まで1年を切ったブッシュ大統領はこの日、合唱団と共にカウボーイ姿で登場。ブッシュ大統領は、600人以上の閣僚や記者団が注目するなか、トム・ジョーンズが歌ったカントリーソング『思い出のグリーン・グラス(Green Green Grass of Home)』の替え歌を熱唱した。

大統領として最後の定例夕食会を意識したイベントだった。ブッシュ大統領は「飛行機から降りれば、母さんと父さん、そして愛犬バーニーが迎えてくれるだろう。故郷の黄色く黄色い芝に触れられ…楽しみにしている」と歌い上げた。続いて「長い間の友達コンディー(ライス国務長官)とチェイニー(副大統領)は、油がたくさん出るサウジについて語るけど、わたしは間もなく故郷の黄色い芝を触る…古いホワイトハウスを後にして、もう一度気楽な生活に戻る。平壌(ピョンヤン)の(核)危機は気にしなくてもいいんだ」と、任期中の懸案から解放される心境を歌った。

ブッシュ大統領は、また「あなたがた(記者)もわたしをからかった日々を懐かしむことになるさ…」と歌ったりもした。出席者らは、初めで最後となる大統領の歌に総立ちで拍手を送り、大好評を博した。同クラブは1885年に設立された、米国で最も歴史の長い記者の集い。ブッシュ大統領と毎年1回夕食会を開いてきた。

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