--2004年10月、チリAPEC会談直前、盧大統領は“北朝鮮の核保有主張にも一理ある”と発言し、波紋を起こした。
「その発言のせいであぶら汗をかいた。問題の演説全文がブッシュ大統領に報告され、それを読んだブッシュ大統領は私を呼び出して“どういう意味なのか”と質問してきた。私は“盧大統領の支持基盤を狙った国内政治用の発言”だと言って“韓米実務陣の間では北核は威嚇ということで認識が一致し、協調もうまくいっている”と説明した。論理が通りにくかったが、仕方なかった。幸い、ブッシュ大統領は特別な異議提起はせずに“分かった”と答えた。会談でその発言はあまり問題にならなかった。しかし後にその発言は、盧大統領を攻撃するホワイトハウス、行政部内のタカ派たちに何度も引用された」