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閣僚らはジョーク、サバイバル用品店は特需…英国の災害対策めぐる意外な風景

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版 2026.11.08 12:31 Googleで中央日報を読み逃さない
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「マスカラ、コンシーラー、白ワイン1本」。

レイナー英住宅相が9月、しばらく乗り切れるようにとしてジョークのように挙げた非常用品リストが約1カ月後に改めて注目された。英国政府が先月22日、国民に72時間耐えられる非常用品を備蓄するようキャンペーンを始めてだ。今回は首相が非常用品に酒を含めても構わないかとの質問を受け、酒は優先でないが1~2杯ぐらいは大丈夫だという形で答えた。

 
ウォール・ストリート・ジャーナルは2日、「英国は終末に備えるが、指導者はマスカラと白ワインを備蓄する」という記事でこうした英国の風景を伝えた。閣僚らのジョークは政府の真剣な警告とかけ離れているとみられるが、むしろ災害への備えに関心を集めるのに役立つかもしれないとの分析が出ている。現場では非常食料と浄水用品を探す客が増えたという。

◇菓子、コーヒー、ソース…英国の政治家が挙げた「生存必需品」

バーナム首相はキャンペーン開始翌日の先月23日、レイナー住宅相のワインの話が話題に上がると、「国民向けの助言でそれが優先順位なのかはよくわからない。厳しい状況に耐えるために1~2杯ぐらいは飲んでも構わないだろう」と話した。

缶詰とミネラルウォーターを備蓄するよう勧めながらも好きなおやつにも言及した。スティック状の菓子「ツイグレッツ」を取り上げたバーナム首相は「それなしでどれだけ耐えられるかわからない」と話した。

財務省のマレー財政担当次官は非常用品として何を準備したかという質問にコーヒーの話をした。彼は「家にコーヒーはたくさんある。まだ政府の助言に従ったとは言えない。もう少ししたら再び出演してどのように準備しているのか話してもいいだろうか」とジョークを投げかけた。

ウォール・ストリート・ジャーナルはヒーリー財相のソースの好みにもスポットを当てた。トマト、酢、糖蜜などを混ぜた「HPソース」だ。ヒーリー財相は小さなボトルを持ち歩いて空港の保安検査で押収されたこともあると告白した。「このごろは代替品としてブラウンソースを出されることが多く、自分のものを持っていかなければならない」というのが彼の持論だ。

◇スーパーの決済止まる可能性…政府が求めた3日分の備え

英国政府はサイバー攻撃と各種災害で日常的なサービスが途切れる可能性を警告している。ストリーティング国防相は先月22日、英国中部テルフォードの砲身生産工場開所式後に記者らと会い、サイバー攻撃などによる生活必需品の供給網支障の可能性に触れた。彼は「町内のスーパーマーケットの決済システムが止まれば私たちはどのように対処するのか」と尋ねた。

備えを呼びかけるキャンペーンは電気、水道、電話・インターネットなどが途絶えても各家庭が3日間は耐えられるよう準備しようという趣旨で実施された。英国政府が2024年5月から提供してきた家庭向けの備えの案内を補完して出した措置で、今後3年かけて国民の準備を促す計画だ。ウクライナ戦争でロシアの仕業と疑われるハイブリッド戦と無関係ではない。

英国政府が提示した公式チェックリストを見ると、1人当たり1日3リットルずつ3日分の飲用水、冷蔵・料理が必要ない食糧などが含まれた。懐中電灯、乾電池、ラジオ、補助バッテリー、現金、必須医薬品もここに含まれた。家にすでにある物品を先に確認し、普段買い物をする際に足りないものを少しずつ備えろというのが政府の案内だ。

英国政府の重い警告は英国人の備えが緩かったことも一因だ。英国政府が先月22日に議会に提出した資料によると、非常状況に備えていると考えていると英国人は13%にすぎなかった。政府が準備方法に関する情報をより積極的に案内するよう望むという回答は84%だった。

ウォール・ストリート・ジャーナルは、英国人が起きるかもわからないことに大げさな態度を取る姿をややきまり悪く思う傾向があると指摘した。非常用品を準備するより「落ち着いて日常を継続しろ」という戦時スローガンに従うということだ。

◇ジョークが関心呼んだか…サバイバル用品店「これほど忙しかったことない」

こうした状況で政治家らのジョークが災害への備えを話題に引き上げるのに役立ったという見方もある。広報専門家マーク・ボルコフスキー氏はストリーティング国防相の真剣な警告とレイナー長官の冗談交じりの反応がともに人々の注意を引くのに役立つと分析した。バーナム首相はその中間でバランスを取る役割を受け持っている。

サバイバル用品販売店も増えた関心を体感している。非常食から野外用ナイフまで売るサージェント・プレッパーズのジョシ・プリングル氏は同紙に「これほど忙しかったことは一度もない」と話した。ウェールズ中部でサバイバル用品店を運営する退役軍人のリー・プライス氏も「英国政府がついに立ち上がりこれからは毎週ラジオとテレビなどメディアインタビューをするようだ」と話した。

関連反応が意図した広報戦略なのか、偶然に得た効果なのかは依然として不明だ。ワインを先に挙げたレイナー長官はその後の放送ではリストに水を追加するとしながらこのように話した。

「私がワインより水を先に選ぶだろうというのはみんな知っているだろうが、ワインは依然として私のリストにある」。

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    2026.11.08 12:31
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    レイナー英住宅相(左)が先月23日に開かれた会議でバーナム首相の隣で発言している。[写真 ロイター=聯合ニュース]
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