【社説】中東戦争長期化の様相…緻密な非常対策の準備を=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.03.30 15:54
中東戦争が長期化の様相を見せる中、グローバルサプライチェーンによる波紋が経済全般に広がっている。原油価格の急騰が現実化したのに続き、各種原料・素材の需給問題による生産への支障も懸念されている。資源の輸入依存度が高い韓国経済としては1970年代のオイルショック当時のような危機意識が必要な時だ。
原油価格は急激に上昇している。政府の第2次石油最高価格制施行3日目の昨日、ソウルのガソリン平均価格は1リットルあたり1900ウォン(約200円)を超えた。生産現場の緊張も高まっている。最も目を引くのはナフサ不足だ。ナフサはプラスチックやビニールなど工業製品製造の基礎原料で、国内需要の50%を輸入し、このうち約60%が中東産だ。中東戦争以降、すでに供給量が30%ほど減少している。食品包装材や従量制ごみ袋などビニール、病院で使用する「輸液バッグ」など医療用プラスチック、合成繊維など消費財全般で生産への支障が可視化し、「4月危機説」までが浮上しているほどだ。さらに半導体に必須の冷媒ヘリウムの場合、世界供給量の30%を占めるカタールの液化天然ガス(LNG)施設への攻撃でサプライチェーンに赤信号がついた。