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今年だけで997億ドル得た中国新薬…韓国バイオますます押し出される

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.10.18 11:20
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既存の新薬候補物質の隙間を埋めようとする世界的大型製薬会社が中国の新薬確保にスピードを出している。先取り競争が過熱し価値も上がった。中国の躍進で韓国の製薬・バイオ企業が超えなければならない技術輸出競争の敷居もさらに高まる見通しだ。

デロイトチャイナによると、上半期の中国革新新薬関連技術輸出規模は997億ドル(約15兆7590億円)で2024年の約520億ドルの2倍に迫った。金額基準世界10大製薬・バイオ取引のうち8件が中国企業との取引だった。先月28日から今月2日までの5日間にはメルク、ノボ、ノバルティスが中国企業と最大125億3000万ドル規模の契約を結んだ。前払金だけで12億7500万ドルだ。

 
◇世界的製薬会社、中国と5日間で997億ドル規模の契約

3社とも中国で後続新薬候補物質を見つけた。メルクは「キイトルーダ」の特許満了を控え抗がん新薬候補物質を、ノボはイーライリリーと競争する次世代肥満薬、ノバルティスは後期臨床失敗後に自己免疫・RNA新薬候補物質を確保した。

メルクは中国サイブランチの前臨床抗がん剤候補「SPR2015」に前払金4億ドルを提示した。翌日にノボは中国恒瑞の臨床1相入りを前に、飲む肥満薬候補「HRS-1596」を導入し前払金3億ドルを払った。続けてノバルティスはアボジェンの自己免疫リボ核酸(RNA)治療剤と後続候補導入権を確保する最大約78億ドル規模の契約を結んだ。

バイオ専門メディアのバイオセンチュリーは、最近の3件の取引をめぐり「中国との取引が前倒しされ対象も広がっている」と分析した。ロッシュは8日、中国ディフェンスセラピューティクスと新薬を初期から共同発掘・開発する契約を結んだのに続き、13日には中国ロナセラピューティクスのRNAi肥満薬候補を最大11億6000万ドルで導入した。

価値も上がった。世界的市場調査会社エバリュートによると、大型製薬会社と中国バイオテック間の平均前払金は2022年の5200万ドルから今年は1億7200万ドルと230%上がった。前払金5000万ドル以上の世界的大型製薬会社の技術導入契約のうち中国発資産の割合も取引件数基準で2021年の5%から今年1-3月期は50%に増加した(JPモルガン調べ)。業界はスピーディな臨床進行と蓄積された臨床データが中国新薬の競争力を引き上げた背景とみている。

◇「メイド・イン・チャイナ」から「ディスカバード・イン・チャイナ」へ

2007年にGSKが上海研究開発センターを開いて提示したビジョン「メイド・イン・チャイナからディスカバード・イン・チャイナへ」が現実になった。GSKは2017年に研究開発センターを閉鎖したが、昨年恒瑞と最大12件の新薬プログラム開発契約を結ぶなど中国の新薬発掘能力を活用している。

キウム証券のホ・ヘミン研究員は「中国が世界的新薬候補物質の核心供給ハブとして再評価されている。中国発の新薬価値上昇は韓国の技術輸出価値上昇の機会であると同時に競争激化を意味する」と指摘した。

韓国企業も過去よりは能力を認められている。今年アジア太平洋10大バイオ製薬取引には、サムスンバイオロジクスのポリペプチド買収、SKバイオファームの「オパカリム」導入、韓美薬品のジェネンテック技術輸出などが含まれた。ただ上半期の韓国の技術輸出規模は約86億ドルで中国の10分の1に満たない。

韓国バイオ協会のイ・スンギュ副会長は、「中国の最も大きな競争力は人から薬効の可能性を確認した臨床データが豊富な点。韓国のバイオ企業は開発初期段階での投資不足でデータを積みにくいだけに臨床まで進めていく資金と迅速な臨床を後押しする規制緩和、制度的支援が必要だ」と話した。

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