【社説】サムスン電子・サムスンバイオ「成果給スト」、市場の逆襲を招く
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.04.30 14:21
サムスン電子に続き、サムスンバイオロジクス(サムスンバイオ)も成果給ストライキ問題に直面している。サムスンバイオ労働組合は、賃金14%引き上げと営業利益の20%を成果給として要求し、5月1日から5日までの全面ストライキを予告した。この労組は28日からすでに部分ストに入っている。労組による成果給ストの動きは、個別企業の不安定化にとどまらず、国家経済安全保障の根幹を揺るがす問題だ。米国はもちろん、中国・日本など主要国が半導体とバイオを国家の中核を担う戦略産業として育成し、韓国企業の隙を狙っているためだ。
バイオ産業は、その特性上、ストによる被害が即座に現れる。生きた細胞を扱う培養工程は、たった一度の中断でも、数カ月分の生産物をすべて廃棄する事態になりかねない。裁判所はこうした現実を考慮し、最近、一部工程について製品の変質防止を理由に必須維持業務に該当すると判断した。労組はこの工程を除いてストに踏み切る構えだが、全体の工程はつながっており、被害は避けられない。これは結局、企業の危機につながりかねない。サムスンバイオが全面ストに突入した場合、世界の競合各社が「労使紛争のない安定生産」を掲げ、顧客を奪っていくとの懸念が出ている。