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AI企業が「図書ハンティング」…韓国語の書籍80トンがアンソロピックに渡る(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.10.17 11:12
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◆アンソロピック、北朝鮮の小説も不法ダウンロード

補償対象にはノーベル文学賞受賞者の韓江(ハン・ガン)氏をはじめ、黄晳暎(ファン・ソクヨン)氏、金英夏(キム・ヨンハ)氏、金愛爛(キム・エラン)氏ら韓国を代表する作家の作品が含まれている。16日時点でアンソロピックの著作権補償に関する合意サイトを確認したところ、韓国人作家16人の著書25点が含まれていた。このほかノンフィクション作家のヘミン僧侶、ロンドン大学の張夏準(チャン・ハジュン)教授、哲学者の韓炳哲(ハン・ビョンチョル)氏の著書9点も含まれている。いずれも韓国語の書籍ではなく英語翻訳版だ。

 
補償対象には北朝鮮の小説家パンディ氏の小説『告発』も含まれている。この小説は韓国でも出版されていて、韓江氏の『菜食主義者』の翻訳者デボラ・スミス氏が英訳し、英語圏でも知られている。

アンソロピックは著作物1点につき3000ドル(約470万円)、総額15億ドルを補償することで合意した。韓江氏ら韓国の作家にも今年1月に補償に関する案内が届いた。米国の裁判所が公開した文書によると、4月16日時点で著作物48万2460件のうち44万490件(91.3%)の補償請求が提出されていた。

しかし韓国人作家の著書がどれだけ補償対象に含まれているかはそれほど大きな意味を持たない可能性がある。実際、アンソロピックがダウンロードした海賊版書籍400万件には、英語に翻訳された韓国語の書籍の大半が含まれているからだ。開発者向けプラットフォームのGitHubにはPiLiMiなどに掲載されていたデジタル書籍のリストが公開されている。そこには『ミスター・サンシャイン』など、ドラマを小説化した作品からウェブ小説まで、すべてを把握するのが難しいほど多くの韓国作品が含まれていた。

◆「韓国はAI著作権法空白状態」

AI企業はデジタル書籍、新刊、古書に対象を広げながらAI学習を進めているが、出版物の著作権を守る仕組みは整っていない。アンソロピックによる補償は海賊版サイトからのダウンロードによる違法取得に対するものであり、AI学習そのものに対する補償ではない。「バーツ対アンソロピック」訴訟の判決では、AI企業が書籍を購入してAIに学習させる行為は「フェアユース(公正利用)」に当たると判断された。

韓国にはAI学習における著作権問題をどう扱うかについて法的な規定がない。著作権法の専門家、徳成女子大学AIダイナインフォのパク・ジョンイン研究教授は「2023年にAI学習について著作権者の同意を得るよう著作権法に規定を盛り込もうとしたが、実現しなかった」とし「現在は法的な空白状態」と説明した。一方、欧州連合(EU)は今年8月からAI法を施行し、作家らが利用拒否の意思を表示した場合、AIの学習に使用できないようにした。

出版関連団体も声を上げ始めた。韓国出版人会議は15日、声明を発表し、「AI企業は出版物の権利者に正当な対価を支払うべき」と主張した。大韓出版文化協会はAI企業の古書購入について調査する予定だ。

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    2026.10.17 11:12
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    9日、ソウル市内の大型書店に2026年のノーベル文学賞を受賞したカナダの詩人アン・カーソンの著書が並んでいる。[ニュース1]
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