【社説】韓国、刑事司法大転換…拙速施行で国民は不安だ
中央SUNDAY/中央日報日本語版2026.10.04 11:51
韓国で公訴庁と重大犯罪捜査庁がきのう正式に発足した。検察はなくなり、検事の捜査権は72年ぶりに全面廃止された。検察が担当してきた犯罪捜査は重大犯罪捜査庁に、起訴と公訴維持機能は公訴庁に移管された。捜査と起訴が完全に分離し、刑事司法体系は78年ぶりに大転換を迎えることになった。だが与党による強引な押し進めで懸念されていた拙速な施行が現実化し、全国の地方中央捜査庁のあちこちで空転や混乱などが起きている。国民の不安感も大きくなっている。
重大犯罪捜査庁と公訴庁は組織のトップもいないまま見切り発車した。「韓国型FBI」を目標にした重大犯罪捜査庁の状況はあきれる。捜査人材は定員の66%しか埋まっておらず、部署配置と業務分担もまともに決まっていない状態だ。警察と事件記録をやりとりする刑事司法情報システム(KICS)は必須機能だけ優先的に開通したことから、当分は捜査官が帳簿を手書きで作成しなくてはならない。留置場もなく、近隣の警察署を借りて使わなければならない。「韓国型FBI」どころか、捜査の連続性維持まで疑わしくなる状況だ。