【中央時評】済州行方不明事件、虚偽終結処理は捜査統制をなくした結果だ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.08.27 15:07
済州で行方不明となっていたチャン・ミランさんが104日後に遺体で発見された。担当者だった済州西部警察署の警部補は、行方不明者の安全を確認したかのように虚偽の入力を行った後、自ら事件を終結させた。同じ人物が同じ方法で処理した数百件の行方不明事件が後に再調査の対象となり、国民的な衝撃はさらに広がった。果たしてこれは警察官1人の逸脱にすぎないのだろうか。捜査統制はまさにこの質問から出発する。
警察は現場で初期証拠を確保し、事実関係を整理する。検察官はすべての事件記録を改めて検討し、証拠は十分か、見落とした部分はないか確認する。新たな証拠が発見されるたびに捜査の方向が変わり得るうえ、人の判断にもいつでも誤りが生じる可能性があるからだ。こうした理由から韓国の刑事司法は70年間、「再確認する構造」を維持してきた。2021年の検察・警察捜査権調整は、本来の検察の直接捜査の範囲を縮小し、警察は捜査に、検察は捜査統制と起訴に集中しようという趣旨から始まった。しかし立法の過程で捜査指揮権が全面的に廃止され、警察は捜査終結権を得たうえ、事件を検察に送致することもできなくなった。