【韓半島平和ウォッチ】4者会談の教訓…米中の決断を引き出す精密な戦略が急がれる(2)
◆北朝鮮の二つの国家論と4者会談の限界
李大統領が今回、停戦体制を平和体制へ転換する議論を提案したのは、北朝鮮の先行非核化が難しくなった状況で「停止→縮小→廃棄」へと進む段階的な非核化を推進するための布石と見ることができる。従来の完全な非核化と平和体制を直接交換する交渉構図から脱し、「北の核能力の高度化を阻止する実効的な方法」を議論するためのものだ。これをめぐり今月5日には鄭東泳(チョン・ドンヨン)統一部長官が業務報告で4者会談推進構想を明らかにしたが、趙顕(チョ・ヒョン)外相はこれを「理想主義」として見解の違いを表した。交戦当事国の南・北・米・中の4カ国が4者会談を通じて停戦体制を平和体制へ転換するのが最も理想的だ。そのためには関係当事国が4者会談に実質的な関心を持つ必要がある。4者会談が最も理想的ではあるものの、韓国政府内部でもこれに対する見解の違いが表れ、現時点で核心的な当事国である北朝鮮が非核化を議題とする4者会談に応じる可能性は低い。