戦時中の基地使用を巡る葛藤、トランプ氏の「同盟軽視」がブーメランに…韓国には台湾有事の予告編(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.03.05 09:41
「安保の傘に無賃乗車するな」といって同盟国に負担分担を迫ってきたドナルド・トランプ米国大統領の同盟軽視の基調が、イラン戦争の局面において主要な欧州同盟国による基地提供の拒否というブーメランとなって返ってきた。平時は「自分の身は自分で守れ」と要求しながら、有事には同盟国の領土を借りようとするトランプ氏の二重基準は、今後の台湾有事などの状況で韓国政府が直面するジレンマを予告しているとの分析だ。
トランプ大統領は3日(現地時間)、ホワイトハウスでドイツのフリードリヒ・メルツ首相と会談した際、対イラン空爆の過程で米軍の軍事基地使用を不許可・遅延させた核心的な同盟国に対し不満を爆発させた。基地使用を認めなかったスペインに対しては「スコット・ベッセント財務長官にスペインとのすべての貿易取引を打ち切るよう指示した」と述べ、経済報復を示唆した。また、インド洋のチャゴス諸島空軍基地の使用を遅らせた英国のキア・スターマー首相を標的にし、「愚かな島のせいで関係を台無しにしている」「ウィンストン・チャーチルではない」などと非難を並べ立てた。第二次世界大戦当時、敵国だったドイツを前に連合軍を共に率いたチャーチルとスターマー首相を対比させたのは、80年に及ぶ北大西洋条約機構(NATO)同盟そのものに対する不信感を表したものとも解釈された。