<創刊企画「大韓民国トリガー60」(51) >「物価から抑えるべき」 80年代に年10%の成長…中産層が拡大(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.11.19 16:07
大韓民国は名実共に先進国だ。先進国の敷居で挫折する「中進国の罠」にかからず飛躍した。この過程にはいくつか決定的な契機(トリガー)があった。その一つが1980年代の成長だ。86~88年の3年間、韓国経済は毎年12%前後で超高速成長した。同時に物価の安定、国際収支の黒字まで三兎を得た時期だった。当時、低金利・低油価・低ドルという「3低時代」が訪れた。ドル安円高は韓国の輸出競争力を高めた。このため「運が良かった」と言う人もいる。しかしそれがすべてだろうか。3低時代を迎えたのは他国も同じだった。その中で韓国は独歩的だった。韓国の成長率は、当時4%前後だった世界平均の3倍だった。いったい何があったのか。
80年代の成長の直前は危うい状況だった。経済と政治がともに混乱していた。それ以前まで韓国は順調に成長した。63年に1億ドル余りだった輸出は77年に100億ドルを超えた。輸出の増大を受け、経済は同じ期間、年平均10%を超える成長を遂げた。しかし成長による急速な需要増加に石油危機も加わり、70年代は物価上昇率が20%を超える年が多かった。