<創刊企画「大韓民国トリガー60」㊷>「早く早く」高速成長の陰…安全も同時に崩れた(2)
◇三豊犠牲者追悼空間、現場から6キロも離れて
それに対し、技術災害は社会の信頼と結束を解体し、共同体を分断する。加害者の責任の所在をめぐって、気の遠くなるような法廷争いが続く。その過程で、複雑な技術特性ゆえに責任が分散し、ふっと消えてしまうことも多い。技術災害は単なる技術的失敗ではなく、人間が作ったシステムの倫理的・社会的脆弱性を露呈させる。こうした理由から、技術災害は現代社会が直面している構造的責任と回復力の問題を映す鏡になったりもする。