EUも関税の壁…グローバルトレンドとなる「トランプ式保護貿易」
ドナルド・トランプ米政府による高率関税措置が、世界の通商秩序を揺るがすトリガーとして作用している。米国に続いて欧州連合(EU)も自国産業の保護を名目に関税の壁を強化し始めたことで、保護貿易主義が一時的な現象を越えて「世界的トレンド」として定着するのではないかという懸念が高まっている。
7日(現地時間)、EU欧州委員会は既存の鉄鋼セーフガード(緊急輸入制限)に代わる関税割当制度(TRQ)を発表し、その理由として「域内産業の保護」を掲げた。トランプ大統領が6月に鉄鋼・アルミニウム関税を50%に引き上げたことを受け、アジアや中東産の鉄鋼が米国の代わりに欧州に流入する可能性が高まったため、EUは先手を打つ形で防壁を高めたのだ。EUの鉄鋼産業稼働率は現在67%水準にとどまっている。