AIロボタクシー400台が走る中国武漢、人口がほぼ同じのソウルにはゼロ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.07.22 10:59
武漢市の別称は「九省通衢」だ。九つの省へ通じる交差点という意味だ。人口が密集する中国東南部の中央に位置し、長江にも面しているため、大陸の交通の中心と呼ばれる。この地で、世界的な「モビリティ革命」が進行中だ。現在、武漢を走行するロボタクシー(無人自動運転タクシー)は400台あまり。前後左右を運転席が無人の車両に囲まれることは特に珍しいことではなく、ロボタクシー同士が互いに追い越したりクラクションを鳴らすといった、かつては想像の中の光景が現実となっている。市民にとって無人車はもはや驚くような乗り物ではない。タクシー運転手たちは「最近のあいつ(ロボタクシー)は賢くなって、もう一緒に走っても特に気にならない」と話す。
武漢ではロボタクシー専用の道路や運行時間は特別に設けられてはいない。一般タクシーの供給が多く、混雑度が非常に高い中心部の20~30%程度を除けば、ルートの区別なく、学校の前でも警察署や消防署の前でも自由に走行する。先月23日、百度の第6世代ロボタクシーRT6に乗って武漢市蔡甸区の消防署前を通過した際、緊急出動した複数の消防車が道路をふさいでいた。1~2分間停止して待機していたロボタクシーは、前後左右をふさがれた状態で動く気配がないことを確認すると、一瞬まるで回避経路を模索する人間の運転者のように少しずつ前後に身震いするかのような動きを見せた。約4分が経過したころ、RT6は約10メートル後退し、中央線を越えて対向車線の空いたスペースから迂回して素早く抜け出した。百度関係者は「いつまでも停まってはいられないので、異例の状況を判断して選択した動きのようだ」とし、「安全が最優先だが、円滑な交通と効率的な移動も重要だ」と説明した。