失われた30年終わった…円上昇の兆しに大きくなる円キャリー解消の懸念
中央SUNDAY/中央日報日本語版2025.03.23 10:29
「円安時代」が終わろうとしている。日本経済が30年以上続いた長期不況から抜け出す兆しを見せ円相場が上昇している。日本銀行の追加的な金利引き上げシグナルにより、低金利の円を借り入れて高金利の資産に投資する円キャリートレード解消の懸念も出ている。
日本銀行は19日、政策金利を年0.5%で据え置いた。米国の関税など不確実な対外リスクを考慮した政策とみられる。だが日本銀行の植田和男総裁はこの日の通貨政策決定会合後の記者会見で、政策金利を引き上げ、金融緩和レベルを調整していくだろうとしながら金利引き上げ基調を明確にした。こうした金利引き上げ基調により日本の債券市場は高止まりを継続している。