【社説】戦闘機訓練中に未曾有の民家誤爆、徹底的に原因究明を=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.03.07 13:36
空軍戦闘機が射撃訓練中に民家を誤爆するという未曾有の事故が発生した。昨日、京畿道抱川(キョンギド・ポチョン)のスンジン科学化訓練場一帯で陸軍と空軍、在韓米軍が参加する韓米連合・合同統合火力訓練の進行中、KF-16戦闘機2機に搭載されたMK-82無誘導爆弾8発がとんでもないところに落ちた。10日から始まる韓米年次連合訓練「フリーダムシールド(FS、自由の盾)演習を控えた事前訓練中に爆弾の一部が目標から直線距離で8キロほど離れた民間地域を爆撃したのだ。この事故で住民15人が重軽傷を負い、聖堂をはじめ多数の民間建物と車両が破壊された。
MK-82は建物と橋を破壊するために使用する爆弾だ。爆弾1個がサッカー場1個分ほどの面積を焦土化できる威力を持つ。多くの人命被害が発生する状況も考えられたが、死者が発生しなかったのは幸いだ。事故直後に軍当局が爆発物処理班(EOD)を投入して不発弾があるかを調査したが、投下した爆弾はすべて爆発し、追加爆発の可能性はないと把握された。白永鉉(ペク・ヨンヒョン)抱川市長は被害の補償と共に「市民が納得できる対策を用意するまで軍事訓練を全面的に中断するべきだ」と要求した。