【コラム】米国産LNGと韓日「エネルギーハブ」競争
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.01.24 15:15
米国のトランプ大統領は20日に就任すると同時に米国産液化天然ガス(LNG)の新規輸出許可を凍結した前任者の措置を解除した。今回の行政命令で米エネルギー省がこれまで承認を保留していた5件のLNG輸出が近く再開される可能性がある。ちょうど1年前、バイデン前大統領は自由貿易協定(FTA)域外国家へLNGを輸出する新規プロジェクトの許可を中断した。
米国はすでに世界1位LNG輸出国だ。2023年世界市場シェア22%で、この市場の最古参であるオーストラリアやカタールを上回った。今回の行政命令のような友好的な環境造成で2024年8300万トン規模だった米国LNG輸出能力は2030年までに2倍以上増加し、その立場は強化されるようだ。さらに最近、平年に比べ暖冬によって発生した天然ガス過剰供給も一部解消され、米国内のシェールガス生産が促進される可能性もある。