【グローバルアイ】東京タワーと韓日修交60周年
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.01.17 11:10
東京で夜中に車に乗って通過するたびに「あっ」と感嘆の声をあげる瞬間がある。オレンジ色に輝く東京タワーのためだ。エッフェル塔のような鉄塔に何の大騒ぎだと思うかもしれないが、異邦人にとっては摩天楼が立ち並ぶ東京都心に高く聳え立ったあの尖塔が発するイルミネーションから目を逸らすのは容易ではない。
今でも多くの観光客が訪れる東京タワーが作られたのは1958年のことだ。日本で「塔博士」と呼ばれる内藤多仲が設計した。鉄骨構造でエッフェル塔よりも高くし、本来の目的である放送電波を日本各地に届くようにしたが、彼が最も苦慮に苦慮を重ねた部分は耐震設計だった。地震と台風が多い日本の風土を考慮したものだったが、内藤はエッフェル塔の設計図よりも二倍多くの図面を描いたという。このため東京タワーは2011年東日本大震災でも倒れず東京を守った。