<石破時代、韓日関係は>キリスト教信者で「靖国」とは距離…過去の問題で摩擦緩和か
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2024.09.28 09:42
過去最多の9人の候補が出馬した自民党総裁選挙の最終勝者は、無派閥・非主流で5回目の挑戦だった党内最高の政策通、石破茂元幹事長という結論になった。今回の自民党総裁選挙は一言でいうと、一般有権者の民心、自民党員の党心、そして自民党議員の支持というトライアングルの選挙だった。結局、石破氏は民心で確実に1位を守り、党心でもトップを逃さなかった。自民党議員らは近づく総選挙と来年の参議院選挙で自民党の顔となり自身の当選を保障する候補として石破氏を選択した。
石破氏が担う責務と課題は重い。何よりも新任首相は総選挙を勝利に導くために全力投球しなければならない。総選挙で敗れれば短命政権に終わるしかない。来年行われる参議院選挙の勝利も政権の安定的な維持に必要だ。こうした意味で石破政権は「暫定政権」の性格を帯びる。選挙で勝利するためには民心離反を招いた政治資金パーティー裏金事件を清算する刷新に取り組まなければならず、「失われた30年」と呼ばれる日本経済に活力を吹き込む政策も用意しなければならない。