【社説】韓国石油化学の構造調整、弾劾政局で適期逃さないか心配
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.12.25 15:54
韓国政府が一昨日、世界的な供給過剰で赤字に苦しんでいる石油化学業界の構造改革案を発表した。競争力を高めるために業界の自律的な事業再編と高付加価値転換を誘導する内容だ。石油化学の構造調整はかなり遅れた。中国・中東で石油化学設備が急増し、より安くて効率的に汎用製品を出して久しい。日本や欧州は早くから漸進的な構造調整で設備の縮小を始めた。2010年比で2023年には石油化学設備規模を日本は15%、欧州連合(EU)は9%減らした。しかし同じ期間に韓国は70%も増やした。日本・欧州は高付加価値製品を増やしたが、韓国はナフサ分解設備(NCC)などの汎用製品に集中している。業界の自律的な構造調整はそれほど成功しなかった。
石油化学は韓国の主要輸出品のうち5番目に多い主力産業だ。にもかかわらず、LG化学・ロッテケミカル・ハンファソリューション・錦湖石油化学の石油化学「ビッグ4」の今年1-9月の累積営業損失は5000億ウォン(約540億円)台にのぼる。石油化学業況の問題は一時的なものでなく構造的なものだ。グローバル供給過剰規模は昨年の4400万トンから2028年には6100万トンまで増えるという。汎用製品を減らし高付加価値製品を育成する事業の再編なしには中長期的に生存が難しい。石油化学だけでなく鉄鋼・電子・ディスプレーなど中国産の汎用製品に劣勢となっている分野は一つや二つでない。貿易協会は9月「半導体を除いて中国は韓国をすべて追いついた」と診断した。