【社説】非常事態で政治的有利・不利ばかり計算する韓国与野党
韓悳洙(ハン・ドクス)大統領権限代行の役割と職務範囲をめぐり与野党が消耗的政争の沼に向かっている。与党は「憲法裁判官を任命するべきでない」、野党は「拒否権を行使するべきでない」と主張している。国政と民生の安定のために額を突き合わせても足りない時に、法的な隙間で政略的な計算に没頭する姿が見苦しい。
憲法第71条は、大統領が空席になったり事故で職務を遂行できない場合、首相、法律が定めた国務委員の順序でその権限を代行するよう規定している。ただ、権限行使の範囲は具体的に明示していない。学説も「現状維持」と「全権行使」に分かれる。その間隙を埋めるのは政治の領域だ。