「米投資は非効率」としていたTSMC、トランプ氏当選すると速度戦(2)
これに対し、エヌビディアから高速道路で5分の距離にあるインテル本社は寂寞感が漂っていた。インテル関係者は「人材縮小中で出勤しないスタッフが多い」とした。インテルは最近大規模整理解雇で人件費の半分ほどを減らしたという。インテルは中央処理装置(CPU)ルナレイクの製造を自社ファウンドリーではなくTSMCに任せるなど、「メイドインUSA」の夢より自らの整備に乗り出した。
世界で先端半導体を生産できるTSMC、サムスン電子、インテルの3社のうち、インテルが脱落し、サムスンはまだ歩留まりと性能で大口顧客の信頼を得られずにいる。結論はだれもがTSMCの顔色をうかがう。最近エヌビディアのジェンスン・フアンCEOは「新製品AIアクセラレータ『ブラックウェル』の遅延はTSMCの過ちではなくわれわれの過ち」と話し、AMDのリサ・スーCEOは他のファウンドリーを利用する考えはあるかとの質問に「TSMCに満足している」と公開で答えた。