【コラム】サンフランシスコと武漢を走り回る無人タクシー…韓国の自動運転はなぜ足止めされているのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.10.30 13:07
人工知能(AI)と自動運転技術の急激な発展とともに、中国の武漢と米国のサンフランシスコなどの都市では人が運転に介入しない完全自動運転タクシー(4段階)が商用化されている。人が運転しないだけでなくすべての道路で走ることができる5段階の直前だ。武漢では500台以上の自動運転タクシーが市内を走っており、年末までに1000台まで増える予定だ。150万人以上の乗客が利用しており、94%以上が肯定的な反応を見せた点は自動運転技術の成功的導入を象徴的に見せる。
中国政府の全面的な支援のおかげで武漢市は自動運転技術の巨大な実験室に変貌し、これに伴い関連企業の売り上げも急増した。しかし革新の明るい現実の裏には影のような暗さも存在する。武漢市の自動運転タクシー導入によりドライバーの収入が急激に減少するなど社会的問題の兆しもみられる。収入減少だけでなく今後タクシードライバーの雇用が保証されない危機に直面したのだ。これに伴い近付く未来に直撃弾を受ける現実に対して政府の政策的介入や職業再教育のような補完措置をあらかじめ準備しなければならないという声が高まっている。