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孫正義氏のARMも「AIチップ戦争」へ…「顧客エヌビディアと競争」 [韓国抜けた先端技術地図]

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.05.14 14:40
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資産(IP)を提供して「半導体業界のスイス(中立国)」と呼ばれたARMがAIチップの開発に飛び込んで顧客との競争を始め、「モバイル時代の帝王」アップルはしばらくプライドを捨ててAI分野での追撃のためにライバルに手を差し出した。

◆ソフトバンク、ARMを前に出してAIチップレース参戦

 
ソフトバンクグループの子会社ARMがAI半導体開発に参入した。日本経済新聞は12日(現地時間)、「ARMがAIチップ事業部を設立する」とし「2025年秋の大量生産開始が目標」と報じた。チップ製造を担当するファウンドリー(半導体委託生産)パートナーとしては台湾のTSMCが有力だ。

1990年に設立されたARMは半導体IP専門企業。半導体を建物の図面に例えるとARMは設計の下絵を描く役割をする。サムスン電子・クアルコム・アップル・エヌビディアなどほとんどすべての半導体企業がARMのアーキテクチャーを下絵にしてチップ設計を完成させる。2016年にソフトバンクグループはARMを320億ドルで買収した。

特にARMがAIチップを設計する場合、エヌビディアのような従来の顧客との直接競争が避けられない。現在AIチップ市場の90%を占めるエヌビディアはもちろん、AI半導体開発に参入したアップルもARMの主な顧客だ。半導体業界の関係者は「自給自足を目標にAIチップを開発するアップルとは違い、ARMは自社のIPで設計したAIチップを(エヌビディアでない)他の企業にも供給する事業ができるため、エヌビディアとARMが競争することになる可能性が高い」と話した。

報道によると、ARMのAI半導体開発には独自の資金のほか、ソフトバンクグループの支援金など実弾が大量に投入される。開発に成功して量産を始めれば事業部門をARMから分離してソフトバンクグループ傘下に置くことも検討されたという。ソフトバンクグループは独自開発のAI半導体を基礎に世界各地にAIデータセンターを構築する計画だ。

◆AIで遅れをとるアップル、プライド捨てる

天下のアップルがついにAIでプライドを捨てた。13日のブルームバーグ、ニューヨークタイムズなど海外メディアによると、アップルは最近、OpenAIとiPhone次期OSのiOS18にチャットGPTを適用するための最終交渉に入った。チャットGPT基盤の音声アシスタント「Siri」が出てくる可能性が高い。アップルはグーグルのGeminiなどとも議論中という。

これに先立ちアップルは独自のOSとハードウェアを組み合わせて独自生態系を構築しながらモバイル時代を掌握した。しかしAI競争で遅れをとり、ライバル企業のAIモデルをiPhoneに取り入れる状況になった。ブルームバーグは「アップルのAI技術はまだライバルより劣るためパートナーシップが良い選択と考えられる」と評価した。アップルは6月10日に開催される世界開発者会議(WWDC)で新しいAI戦略を公開する。

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