買い物に歩いて往復8時間…韓国の田舎の集落、74%が「食の砂漠」(2)
ソウル大学農業資源経済学科のキム・ハンホ教授は、「食の砂漠を放置すれば都市集中現象を加速化する上に帰農などの動きを妨げることになり、農漁村の空洞化深刻化から食の砂漠の拡大などへと悪循環に陥るほかない」と診断した。すでに農村の場合は消滅の道に進んでいる。統計庁によると、昨年12月1日現在の韓国の農家数は99万9000世帯で、調査を始めた1949年以降で初めて100万世帯を下回った。農家の65歳以上の人口の割合は52.6%で初めて50%を超え、農村消滅の流れは当分続く見通しだ。今後食の砂漠が増え続けるという意味だ。
食の砂漠はソウルにもある。祥明(サンミョン)大学空間環境学部のク・ジャヨン教授の研究チームは昨年出した論文「位置基盤ソーシャルネットワークデータを利用したソウル市の食の砂漠の空間的探索」を通じ、「ソウルで500メートル以内に食品商店がない地域は約6.32平方キロメートル」と明らかにした。ソウルの面積605.21平方キロメートルの1%ほどに当たる割合だ。ソウルの食の砂漠の大部分は北漢山(プッカンサン)と冠岳山(クァナクサン)などの周辺地域と恩平区(ウンピョング)、江西区(カンソグ)、九老区(クログ)など外郭地域に位置した。