【コラム】歪んだ韓国政治の自画像
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.10.16 16:06
作家の韓江(ハン・ガン)氏の2024年ノーベル文学賞受賞は韓流に続いて韓国文学を世界に知らせる快挙だ。スウェーデン・アカデミーは韓江氏を「歴史的なトラウマに立ち向かい、人間の命のはかなさを暴露しながら強烈な詩的散文を書いた革新家」と評した。韓江氏は受賞に感謝しながらも、世界が戦争など騒々しい中でパーティーをする時ではないと、作家の父ハン・スンウォンを通じて伝えた。素晴らしかった。この喜びを満喫したいが、歪んだ韓国の政治はノーベル賞受賞の喜びまでも薄れさせている。
国会から見てみよう。多くの国会議員は国政監査で証人を追及し、対政府質問でも自己主張ばかりする。これは準備を徹底していないからだ。あらかじめ準備しないため相手の答弁が恐ろしく、質問自体を回避したり、むしろ答弁を封じたりする。質問と答弁で相手と共感を形成するよりも、一方的に自身の意見を貫徹させようとする。長年にわたり外国から韓国を眺めてきたユ・ホヨン氏(カンエデュケーショングループ代表)は最近の寄稿で国会議員らに優雅な政治を注文した。あたかも優雅な姿のために努力する白鳥のようにだ。どこでも意見の対立は発展の原動力になるが、韓国の政治は説得よりも無理に対立を続ける。このため社会を調和と均衡の中に導いていく政治は影も形もない。