韓江氏、韓国初のノーベル文学賞「驚き、光栄…作家たちの努力がインスピレーションを与えてくれた」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.10.11 07:40
小説家の韓江(ハン・ガン)氏が韓国人作家として初のノーベル文学賞の栄誉に輝いた。2016年小説『菜食主義者』でマン・ブッカー賞を受賞して以来8年ぶりだ。韓国人のノーベル賞受賞は2000年金大中(キム・デジュン)元大統領の平和賞に続き2人目だ。スウェーデン・アカデミーは10日(現地時間)、受賞者として韓江氏の名前を呼称して「歴史的トラウマと人間の命の脆さを浮き彫りにする強烈な詩的散文」を書いた作家だと紹介した。
韓江氏は流麗な文章と奥深い世界認識で早くから韓国国内はもちろん、海外でその文学的成果を認められた作家だ。延世(ヨンセ)大学国語国文学科を卒業して出版社に勤務している間、1993年「文学と社会」冬号に『ソウルの冬』など詩4編を発表して詩人として登壇した。翌1994年、ソウル新聞の新春文芸で『赤い錨』(原題)が入選し、小説家として第一歩を踏み出し、1995年最初の小説集『麗水の愛』(原題)を出版した。